就職を希望する学生が就職活動をはじめると同時に、新卒を募集する企業も新卒採用の準備を始めます。
新卒の採用とは未来の会社を担う人材を探すことであり、それは会社の将来のビジョンを決定付けることでもあります。
ここでは採用コンサルティングを使うメリットやそのプロセスなどを説明していきたいと思います。
採用コンサルティングを行うのは専門のプロ集団です。
その会社の人事担当の人間が採用活動を行うこと多いと思います。
しかしその会社の人事の担当者は、自分の所属している一社のことしか理解していません。
企業には同業他社やライバル企業がつきものです。
プロ集団には今まで多くの企業で培ったノウハウや知識があります。
これなくして、他社よりも一歩先んずることは難しいでしょう。
採用コンサルティングはまず企業の求める人材を定めることから始まります。
企業のこれからの将来像と、それに基づいた人材戦略を定めることと言い換えることもできます。
採用戦略が明確化したところで、採用スケジュールや採用方法、募集方法をきめていくのです。
学生が就職活動をする場合、多くはインターネットを使って情報収集をします。
就職サイトの作成や管理、ホームページ上でいかに会社の魅力を伝えるかも採用コンサルティングの重要な仕事のひとつです。
例えばホームページ上の動画で会社を紹介するのも効果的な方法です。
リクルート用VTRといわれるそれは会社の事業内容や社員の声、経営者からのメッセージに会社のビジョンをよりわかりやすく伝えることができます。
その会社の商品や実績、技術を動画で見せることで会社の魅力を伝えて、入社した後の自分をイメージさせる効果もあります。
学生たちは就職活動中、山ほどの企業ホームページを閲覧します。
そこで企業には印象に残り、入社意欲をかき立てるような企業ホームページが求められるのです。
選考は会社によって多種多様です。
説明会を兼ねたり、リクルーターを使ったりすることもあります。
採用コンサルティングでは説明会のアドバイスから選考における面接官の研修など、色々な角度から提案をおこないます。
内定者が決定しても仕事は続いています。
内定者のフォローであったり、研修のアドバイスも採用コンサルティングの仕事です。
採用コンサルティングの範囲は多岐にわたり、新卒採用の枠の中だけでなく企業の将来をもコンサルティングしていくものであると言えるでしょう。