人事にまで踏み込むコンサルティング
人事系のコンサルティングに関しても、かなり見るようになってきていますよね。
企業の中心にいるのは、なんといっても「人」。
人とのつながりで企業は動いていますし、人が仕事をすることで、企業が成り立っています。
その「人」の部分について、改革や指導を行っていくのが人事系コンサルティング。
そう、コンサルティングは「人事」にまで踏み込んだ改革を行うのです。
どんなにいい商品を作る企業であっても、人間関係がうまくいかなければ商品を大きく売ることができません。
逆に言えば、「こんなに仕事をして、いいものを開発しているのに、
どうして売り上げが上がらないのだろう」という場合は、
そこに人間の問題が絡んでいる可能性があるのです。
たとえば、商品の売込みをおこなう営業職が育っていない。
商品の売込みは、たいていの場合営業の人間が外を回って行いますが、
そのやり方が下手だと、商品の良さが上手く伝わらないことがあります。
この場合は、企業側に「営業の人間を変えること」「人材育成をすること」を提案していきます。
上司と部下のかかわり
また、上司とのかかわりがネックになり、下の人間が育たないこともあります。
下の人間が「こうすればもっと商品が売れるのに」と思っていても、
上の人間が押さえつけているためにいいアイディアを実行することができない。
こういう場合も、人事により商品が売れにくくなっていると考えられますので、
上の人間を指導するなどの方法が必要になるのではないでしょうか。
売る側の人間が、自社で開発した商品に関して、
しっかりと理解することができなくなっている場合もあります。
こういう場合は、商品に関してしっかりとした知識を指導し、
適切な説明をすることができるようにしていかなければなりません。
企業コンサルティング
このように、企業内の人間に関するすべての指導を行うのが「企業コンサルティング」の仕事なのです。
時には、企業組織について見直しを行ったり、人事に踏み込んだ発言をしたり、ということも。
人が本当に快適に働くことができるように、また適材適所で働くことができるように、
配置を考えることが人事コンサルティングの大きな仕事です。
そう、人事コンサルティングの仕事とは、非常に奥が深く、広いものなのです。
常に「人」というものを見極め、どうしたら人が働きやすい環境を作ることができるかについて、
見ていかなければならないからです。
人事コンサルティングとは、企業の中枢である「人」の問題を改善していく仕事である、ということですね。
参考サイト
組織・人事コンサルタントとは