コンサルティング、聞いたことはあるけれど…
人気の職種にも上がっていて、よく見かける「コンサルティング」という言葉ですが、
コンサルティングというのは実際にはどのようなことをするのでしょうか。
よく目にする言葉だけれど、意味を正確に把握していないという人は、
この機会にしっかりとコンサルティングへの理解を深めておくようにしましょう。
コンサルティングはさまざまなシーンで使われている言葉ですので、
コンサルティングの種類なども合わせて知っておくと良いでしょう。
コンサルティングとは
コンサルティングというのは、企業などのクライアントに対して、専門知識を活用し、
客観的に現状の業務を観察することによって現象を認識したり、問題点を指摘したり、
原因を分析したりして、対策案を作り、クライアント企業を助ける業務のことを言います。
コンサルティングという言葉には「相談に乗ること」という意味があるため、
現状ではほとんどの企業が取引先に対してコンサルティングを行っている状態だと言えないこともありません。
そのためにコンサルティングという言葉を社名に入れたりしている会社があったり、
業務領域にコンサルティングを追加している会社があったりと、
コンサルティングという言葉ばかりが先行して実がない状態になっていることも多々見られます。
本来のコンサルティング企業の業務は、業務における問題の発見・解決策の提案、
業務の改善の補助、経営戦略の提言などを中心に、企業に対して業務の効率化を提案することです。
これらの業務はきちんと行われればクライアント企業を大きく変えることができるものなのですが、
コンサルティングという言葉が多く使われている現状においては、
きちんとしたコンサルティング会社を見つけるのも、なかなか難しい作業かもしれません。
コンサルティングの業務について
コンサルティング業務には大きく3つの分類があり、経営コンサルティング、
業務コンサルティング、業種コンサルティングがあります。
経営コンサルティングの仕事としては、M&Aや他業種への進出や撤退、
資産の流動化や社内カンパニー制、組織改革、新商品の開発などがあります。
業務コンサルティングと呼ばれるものには、財務、税務、法務、人事、営業、
調達、研究、生産、物流、環境、マーケティング、企業ブランディング、新規事業開発などがあります。
業種コンサルティングには、建築、食品、外食、アパレル、電気、流通、製造、
不動産、運輸、通信、医療、金融などがあります。
このようなコンサルティングの分類は、コンサルティングの内容にも関わってくることですので、
知っておくようにしましょう。
コンサルティングを専門職とするためには、多くの知識が必要となりますので、
日々、勉強が必要になるといえます。